お客さまについて

顧客心理は刻々と変わる

先日、ドラッグストアを覗いてみました。

美白に関する商品の前に立つと、販売員が声を掛けてきました。
「何か説明させていただきましょうか」
と。

「いえ、見ているだけです」
と言ったら、笑顔で場所を離れていきました。

その後しばらくして、またその販売員がやってきました。
たぶん、同じ場所を離れていなかったからだと思うのですが……。

「こちらの商品ですが〜」
と簡単な説明をし始めました。

そこで、
「目の周りのクマに効くようなお化粧品はないかと思って」
と言うと、
「〇〇というお化粧品がございます。
一度手の甲に塗っていただけると、感触がご理解いただけるかと思います。
よろしいでしょうか」
「あ、はい」
と、返事をしたら、早速商品を持ってきて、まず自分の手の甲に塗り、
その甲を触らせ、
「さらっとしていませんか」
と聞いた。

次に、私の手の甲に塗って、
「いかがでしょう」

特に良いと感じたわけではないが、塗り方など、一生懸命説明されたので、買う方向へと気持ちが動きます。

本当は、他のメーカーの商品を買おうと思っていたのですが、
嫌味のない、爽やかな説明は、買う気にさせます。

次に、乳液もなくなりかけているので、買おうかなと思って見せてもらうことにしたら、
「初めてお使いですか。それでしたら、一度試供品でお試しください。
試していただけると、実感できると思います」
と、今度は買うことを薦めない。

こちらは、また買いに来るのも面倒なので、一緒に買っておこうとする気持ちもありましたが、
買う前に試供品を使って、この商品を体験してほしいという販売員の、
商品に対する自信と、客に対する思いが伝わってきました。


その時だけの売上を狙うか、それとも継続的なお客様とのお付き合いを考えるか。

販売の奥は深い。


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