言葉遣い

「ほう」「よろしかったですか」

今回は、よく使われている「ほう」という言葉遣いについて書いてみたいと思います。
「お弁当のほう、温めますか」
「お飲み物のほうは、いかがですか」
「こちらのほうとあちらのほうに、商品がございます」
まあ、ざっとこんな感じです。

十数年前には、このような言い方はなかったような気がします。
けれども、最近では、年配の方でも、当たり前のように使っている人が増えました。

なぜ、この「ほう」が多く使われるようになったのかよくわかりませんが、想像するに次の2つが考えられます。

1つは、語呂がいいこと。
この「ほう」を入れることにより、言葉の調子が良くなる感じがします。
2つ目は、敬語らしく聞こえること。普段、敬語をしゃべることが苦手であってもこの「ほう」を使うと、言葉の全体の調子が敬語らしく聞こえる感じがするのではないでしょうか。

この「ほう」以外にも、最近よく使われている言葉があります。

「よろしかったですか」という言い方。

「こちらの席でよろしかったですか」
「お名前、よろしかったですか」
とこんな感じです。

「ほう」という言葉と一緒になって使われると、
「こちらの席のほうで、よろしかったですか」
「お名前のほう、よろしかったですか」
という言い方になります。

言葉というのは、その時代時代で、変っていくとはいいますが、あまりに同じパターンの言い方を聞くと、何となく耳障りに聞こえてしまいます。


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