言葉遣い   

お間違いございませんか

耳についてしまう言葉の一つに「お間違いございませんか」があります。

例えば電話で自分の名前を言ったり、電話番号を言ったりする場面で、電話を受けた相手からよく言われます。

「名前は、○○と申します」
「○○さまでお間違いございませんか」
「はい」

「電話番号は、○○○-○○○○です」
「お電話番号は、○○○-○○○○でお間違いございませんか」
「はい」

こんな調子です。


間違っていないかと聞くことにより、苦情リスクを減らそうとしているのか、
自己防衛なのか、ただの口癖なのかよくわかりません。

この言い方は、あなたは間違っていませんか、という意味合いに聞こえてきます。

いつのまにか、この言葉を使う人が増えているようです。


先輩が言っているのを聞いて、真似るというスタートかもしれません。
先輩から、電話番号は正確に聞きなさいと言われ、お客様、間違っていませんか、というのは失礼なので、
「お」を付けてお間違い、にしたのかもしれません。
または先輩から、こう言いなさいと言われたのかもしれません。

私の復唱は、間違っていませんか、と言っているつもりが、
相手には、お客様、間違っていませんか、と聞こえているのです。


「名前は、○○と申します」
「○○さまでいらっしゃいますね」

シンプルで良い言葉に、だんだんと言葉が付いていっている感じがします。