聴く

 印刷する方はコチラ「聞く」と「聴く」の違いを旺文社の漢和辞典で調べてみました。
「聞く」は、自然に聞こえてくる意であり、「聴く」は、自分から意志を持って念入りにきくという意とありました。

ということは、会話は「聴く」ということが大切だということになります。

では「聴き方」ですが、大きく2つに分かれるように思います。

ひとつは、そういう考え方もあるのかと受け取ろうとするきき方であり、もうひとつは、批判的なきき方です。

返事の仕方が、「なるほど」「そうか」などと言っているか、「でも」「逆に」と言っているかで、どのようなきき方をされているかが、話し手には伝わっていくでしょう。

「でも」「逆に」などの返事をし続けていると、話し手は、どのように言っても、批判的に受け取られてしまうと、だんだん口を閉ざしていくかもしれません。

では「きき手」は、なぜ批判的な言葉を発してしまうのでしょう。

もちろん、話し手の内容に疑問を持つ場合は、遠回しな言い方よりも、直接的な否定のほうが、意向が伝わりやすいものです。

そうではなく、同調しているように思われたくない、自分のほうがよりいろいろなことを考えている、そんなことは言われなくても知っているなどの気持ちから、批判的言葉を発している時もあるのではないでしょうか。

きくとは、相手を心地よくすることでも批判することでもなく、「こういうことを考えているんだな」「こんな考え方もあるんだな」など、きき手の情報が増えていくことではないかと思います。
情報が増えていくということは、きき手側の考え方の選択肢も増えていくということになります。

話し手の話を、「聞く」のか「聴く」のか。
きき手側の情報を増やすのか増やさないのか。

聴いた内容をどうするのかは、次の段階のことと言えるでしょう。



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